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まま・ここっと2022秋号

子どもを育む庭づくり

群馬の地域性に合った外構

 食べものや暮らし方など、色んなものに地域性があるように、外構にも地域ならではの特徴を取り入れることで暮らしやすさが増します。
 例えば、駐車スペース。群馬は1世帯あたりの自家用車保有数は全国トップクラスです。そのため駐車スペースは、「車2台+α」で考えると良いでしょう。「+α」は親や友人、宅配など、来客用のスペースです。群馬は車社会なうえに、近所にでかけるにも車で移動するドアtoドアの習慣が根付いていますので、「+α」があると非常に便利です。
 一方、将来の子ども用駐車スペースを今から希望され、4〜5台用の施工相談を受けることもありますが、それはおすすめしません。なぜなら、免許取得後の子どもがずっと実家住まいでいる保障がないからです。20年弱、活用されないものにコストをかけるより、子どもの成長に合わせて庭や外構の形を変える、そのためにコストをかける方が有意義ですよね。

外構の優先順位をつける

「何から着手したらよいのか」、そんな方には、次の順番で優先順位をつけることをおすすめします。

①子どもが遊ぶ庭

子どもが庭で遊ぶのは、おおよそ小学生くらいまで。この期間限定の時期を逃さないようにしましょう。砂遊びや水遊び、家庭菜園、庭キャンプなど、成長や興味にあった遊びを通して、子どもたちは多くのことを学びます。子どもの心を豊かに育み、遊びの幅を広げる庭スペースをまずは確保しましょう。

②家の顔である門まわり

門まわりは家の顔です。こだわりの家をさらに素敵に魅せ、価値を高めてくれます。また、家族を一番に出迎える場所ですから、照明などでホッとする演出があると良いですね。

③駐車スペース

車社会の群馬では駐車スペースは欠かせません。地域性に合ったスペースを整えましょう。
家族の成長とともに庭も変化する、それも庭時間の楽しみ方です。

 

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