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まま・ここっと2025夏号

どこにお金を使う?
庭づくりの優先順位

群馬県の戸建て世帯の割合は85%を超え、多くの方が一軒家に住んでいます。建物を建てるには、建ぺい率が決まっていて、住宅地の場合は60%前後が多いようです。ということは、土地の約半分は庭や駐車スペースになります。家のデザインや間取りにこだわったように、残りのスペースも同じようにこだわりたいものですね。住宅の場合は、展示場やモデルハウスなどを見て回って施工会社を決めますが、外構の施工は何を基準に選んだらよいのでしょう。

外構の依頼先として、大きく分けて5つあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので見ていきましょう。

実用性を重視する

まず考えるべきは、日々の生活に必要な機能です。群馬では夫婦で使う車2台分に加え、来客用の1台分の駐車場はマストです。

家の顔をデザインする

注文住宅を建てたなら、外構も家のデザインと調和させることが大切。門柱や玄関周りは、家の第一印象を決める重要なポイント。家の顔ですからお化粧を施すように美しく機能的なデザインで、住まいの個性を際立たせましょう。

子どもが育つ庭を考える

子どもが庭で遊び、成長する期間は限られています。砂遊びや、水遊び、BBQなど、家族で楽しめる庭を後回しにしてその時を逃すことなく、計画しましょう。

「人工芝でいい」は本当?
素材選びの落とし穴

最近、庭の相談で「人工芝でいい」と言われることがあります。「手入れが楽で安い」と思われがちな人工芝ですが、本当に最適なのでしょうか?
40平米ほどの庭に人工芝を敷く場合、下地処理や残土処分を含めると、約60万円の費用がかかることも。これは、天然芝の約4倍のコストです。また、人工芝の耐用年数は約10年。プラスチック製のため、花粉やほこりが溜まりやすく、虫の温床になりやすいというデメリットもあります。夏場は高温になりやすく、子どもが安全に遊べる場所とは言えません。
庭は、家族の思い出を育む大切な空間です。初期費用だけでなく、長期的な安全性や快適性も考慮して、最適な素材を選びましょう。庭づくりは、人生設計の一部です。将来を見据えた計画で、家族みんなが笑顔で過ごせる庭を実現してください。

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