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まま・ここっと

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まま・ここっと2023冬号

子育て世代の外構プランとは

 外構には大きく分けて、オープン外構とクローズ外構があります。
 オープン外構は塀や門扉などを設けないため、開放感に溢れ、敷地が広く感じられるメリットがあります。さらに建材を多く使用しないため、コストが抑えられるのも特徴です。クローズ外構は、高さのある塀やフェンスなどでプライバシーの確保や子どもの飛び出し防止に役立ち、プライベート空間を気兼ねなく過ごせるのがメリットです。
 子育て世代の相談で多いのは、子どもの安全性を確保できるクローズ外構。ただ、費用かかり過ぎるのが難点です。そこで、おすすめなのがセミクローズ外構。オープン外構とクローズ外構のふたつのメリットを取り入れたスタイルです。例えば、子どもが遊んだり、家族がBBQをする場所など、アウトドアリビングとなる範囲を決めて、そこだけを囲います。子どもの行動範囲も制限でき、囲うスペースも限定されるので一石二鳥です。

庭づくりは変化に対応して

 目隠し目的でクローズ外構を希望される場合。もちろん、ハイフェンスで完全にシャットアウトすることも可能ですが、L字の壁で部分仕切りにしたり、玄関やリビング前に板塀を配置したり、盾格子で目隠しになるスクリーンフェンスなどのアイデアもあります。これらは、外からの視界を遮るアイストップになるうえ、完全に囲わないセミクローズ外構なので、開放感や日当たりも十分確保できます。
 子どもの成長や家族のライフスタイルの変化で、庭や外構の使い方は変わっていくものです。最初から完璧なプランでつくりこまずに、数年先の変化に合わせられるように、余裕のある設計を心がけると失敗しない庭づくりになるでしょう。

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